グリホサート系除草剤による不耕起栽培で地球環境改善

グリホサート系除草剤

不耕起栽培とは、「作物を栽培する際に通常行われる耕耘や整地の行程を省略し、作物の刈り株、わらなどの作物残渣を田畑の表面に残した状態で次の作物を栽培する方法」と定義されています。不耕起栽培は耕起栽培に比べて、作業時間が短縮でき、省エネルギー的であるなどの長所があり、しかも畑地に生息するミミズ、ヤスデ、クモなどの土壌動物群集が豊かになります。

グリホサートはなぜ必要なのか

不耕起栽培では、土壌に住む微生物が増えて、それらを餌とするミミズやクモなどの生物も集まってくるため、土壌環境を整えてくれます。
作物に必要な養分の調整を土壌が行ってくれるので、人為的に土壌の養分調整をする必要がなく、養分過多による病害被害を抑えることができます。不耕起栽培ではグリホサート系除草剤で雑草を枯らします。土壌では微生物によって自然物に分解されます。

 不耕起栽培から見みる「土の力」

グリホサート 除草剤

不耕起栽培は刈り取った株をそのままにするため、土の中に根が残ることにより保水性が高まります。養分が土壌から流出する可能性が減り、作物にとって最適な土壌環境を保つことができます。グリホサートを使わずに耕起による雑草防除をして化学肥料を大量に投入する必要がある耕起栽培と、土壌微生物による豊かな土壌環境で育てる不耕起栽培と、どちらが望ましい農業なのでしょうか。