前回は、グリホサート効果について説明してきましたが、今回は、グリホサート効果的な使い方について、留意点と効果の出し方について、以下紹介していきます。
グリホサート使用における留意点
注意点①効果が出るまで待つ
植物(雑草)に対してグリホサート効果が出るまで、少し日数がかかります。枯れてないと思って、追加の除草剤を散布せず、少し待ってみましょう。しかし、確認を放置しすぎると枯れた雑草から、さらに再生して雑草が成長したりすることもあるので、枯れた後も確認は必要です。
グリホサート除草剤のタイプによっては、「即効性の効果がある」成分が入ってるという表記がある除草剤もあります。その場合は、当日や翌日から枯れはじめるらしいですが、ご購入されたメーカーに確認するのが一番確実かと思います。
注意点②土がかかった雑草には効果ない
グリホサートは多少雨に当たっても効果を発揮できますが、グリホサートは土に落ちると効果を発揮しなくなります。そのため、芽が出る前の雑草へ散布しても、除草剤が土に落ちるだけなので、効果ないです。発芽が確認でき、ある程度雑草の葉がでてきた時期を待って、グリホサート剤を掛けたほうが、効果的に除草できます。
注意点③雑草以外の植物にかからないようにする
グリホサートは少量かかっただけでも、植物の生育に影響を与えるため、間違って雑草以外の植物にかけないように注意する必要があります。使用時は、風の向きに気を付け、飛散防止カバーなどがあれば、それをつけて必要なところにだけグリホサート剤がかかるようにしましょう。また、グリホサートを希釈した容器などを使用し、その後その容器を洗わず、水やりなどに使用した場合、容器内に残っていたグリホサート剤が雑草以外の植物にかかり、枯れる原因となってしまうこともあります。なので、グリホサート希釈に使った容器は、しっかり洗浄するか、水やり用と除草剤の希釈用の容器を分けるか、工夫が必要でしょう。
グリホサートの効果的な使い方
以下、グリホサート効果が発揮されるグリホサート除草剤の使い方をまとめてみました。
効果的な使い方①:天気の良い日に散布する
グリホサート成分は、アミノ酸系なので、植物が活性している状態、つまり晴れの日に使用するとよく効きます。ですので、しつこい雑草を駆除する場合は、天気の良い日や、気温が高い時期に散布するといいでしょう。
効果的な使い方②:耕起前に散布する
これから耕す畑や田んぼには、すでに多くの雑草が生えている場合が多いかと思います。そのような状態ですきこみをすると、小さな雑草は枯れますが、土に根を張っている雑草は、根に蓄積されている栄養で、再生する可能性があります。よって、畑や田んぼで育てたい作物が大きくなる前に、雑草が成長していまうので、それを防止するため、畑・田んぼを耕す際にグリホサートを散布しましょう。
効果的な使い方③:草刈りをしてから散布する
長期間、管理をしていない雑草が繁殖している場所での雑草駆除は、そのまま撒く前に一度、草刈り機で刈るのがおすすめです。一度、雑草が蓄えた養分を再生に使わせることで、雑草が養分を使い切らせることで、その後散布するグリホサート剤の効果が高まります。
効果的な使い方④:芽が出てから散布する
グリホサートで庭の雑草を駆除する場合は、一度雑草を枯らした後に、再度の散布がおすすめです。後から雑草が再生されて出るまで待って、少量のグリホサートを散布すれば、長期間雑草の繁殖を抑えることができます。
最後に
今回は、グリホサート効果的な使い方をまとめてみました。今のシーズンが雑草駆除で除草剤を使うのに最も適した時期だと言えるでしょう。皆さんも家や空き地の管理などで、グリホサート除草剤を使用してみてはいかがでしょうか。