除草剤を使ってみよう!:グリホサート分解の仕組みは?

目次

はじめに

草刈してもしつこく生えてくる雑草は、便利なグリホサート系除草剤を撒くことで解決します。家の庭や家庭菜園などで気軽に使える除草剤ですが、土の中に入った後のことを心配する人たちもいるかもしれません。グリホサートが土壌に入った後は安全に分解されていきます。この記事では、グリホサート分解の仕組みについて、解説していきます。

ガーデニングにおけるグリホサート除草剤
ガーデニングにおけるグリホサート除草剤

グリホサートとは?

除草剤の成分であるグリホサートとは、雑草を枯らす成分のことです。雑草の根を枯らした後は、土壌に残ることなく分解されます。グリホサートは、シキミ酸経路と呼ばれる、植物の特定のアミノ酸の代謝経路を切断して、雑草を枯らしていきます。つまり、グリホサートは植物へ影響を及ぼしますが、人間や動物には害がありません。グリホサート安全性を信用せず、嘘や偏った情報を用いて不安を煽る人たちもいますが、グリホサートは科学的に安全性が評価されています。

グリホサートは「グリシン」と「リン酸」の誘導体で、広義ではアミノ酸の仲間です。日本では昭和55年に除草剤として農薬登録がされています。毒物及び劇物取締法上の普通物に相当する成分です。普通物とは、つまり、毒性が弱い・低いという意味で、国から安全に使用できると認定されているのです。国際的にグリホサート農薬として、農薬登録されています。

 

グリホサートの分解の仕組み

液体の除草剤に入っているグリホサートは、葉や茎などから浸透し、雑草を枯らします。雑草にかからず土壌に落ちたグリホサート成分は、次のように分解されます。

土の中に入ったグリホサートは、微生物によって光や水、炭酸ガスなどに分解されます。土壌や天候など、条件によって違うのですが、早ければ2〜3日後から分解が始まり、時間がかかったとしても有効成分は約1か月後くらいには半減します。

 

グリホサート系除草剤を選ぶときのポイント

グリホサートは日本で売られている除草剤の多くに含まれており、さまざまなタイプの除草剤が存在します。

除草剤には液体タイプと顆粒タイプが存在しますが、すでに生えている雑草には即効性のある液体タイプがいいと言われています。庭や家庭菜園、駐車場など広い土地に経済的に優しい希釈タイプ、玄関周りやプランターなどでサッと使いたい時には簡単に使えるシャワータイプなどがあります。

雑草が生えるのを抑える期間は、除草剤によってさまざまです。植物を植える予定があれば数日〜数十日で効果がなくなるタイプ、植える予定が無ければ数ヶ月〜半年程度効果が長持ちするものを選んでみるのもいいかもしれません。

ここでの注意ポイントは、購入する除草剤は農水省登録を取得済みのものを選ぶということです。日本で流通している除草剤は、「登録制度」を通過したものと法律で決まっています。除草剤は農薬の一種で、毒性試験、残留試験、環境への影響試験などを経て認定、販売が許可されるのです。農薬は約10年ほど開発や厳しい試験を通して登録され、この認定がないと、除草剤メーカーは除草剤を販売できません。この認定は、安全性が国から認定されている証でもあります。

 

ペットや人間に対するグリホサートの影響は?

グリホサートはペットや子どもなどへの影響がほとんどありません。国の登録制度では、グリホサートは「普通物」とされているので、毒性はほぼ無いといっていいでしょう。

グリホサートは、植物の特定のアミノ酸の代謝経路を切断することで植物を枯らします。これは、植物にとっては死活問題ですが、動物へは影響がありません。よって、グリホサートは動物にとってほぼ影響が無いといえるのです。

動物にとって影響が無いとは書きましたが、必ず「安全使用上の注意事項」を守って使用してください。例えば、積極的に飲んだり誤って舐めたりするのは極めて危険です。除草剤にはラベルや取扱説明書がついているので、使用前には「安全使用上の注意事項」を絶対読む必要があります。そして、使用後は、家の中や外などに放置せず、ペットや子どもの手が届かない場所に大切に保管しましょう。除草剤を撒いたあとに、ペットや人間が立ち入る可能性があるなら、柵などをして、対策をしましょう。

 

最後に

以上、グリホサート系除草剤の土壌における分解の仕組みや、安全性が評価されていることが分かったと思います。

グリホサートは日本だけでなく国際的に販売・農薬登録がされていて、各種試験によって安全な使い方が証明されています。取扱説明書に書かれている用法上の注意をしっかり守りましょう。正しく使えば、除草剤は楽して庭をお手入れできる素晴らしいツールです。ぜひ除草剤を使って、庭作りや家庭菜園などの草むしりを楽にしましょう!

 

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