農業の必須アイテム「一輪車」の使い方と種類

目次

農業に欠かせない「一輪車」の使い方

屋外作業用の一輪車(ネコ車とも)は、山道や畑や工事現場などで農作物や資材を運ぶのに利用される手押し車のことです。「ネコ車」の語源については、建築用語で猫が通るような狭い足場を「猫足場」といい、そのような狭い足場を通ることが出来ることからついたという説が有力のようです。また、動かすと猫のようにゴロゴロと音を立てるからという説や、裏返した姿が丸まっている猫に似ているからという説、漆喰を練った「練り子」を運ぶために用いられたからという説もあります。

一輪車と侮るなかれ。タイヤが1個しかないからできることだってあるんです。まず細い1本道の走行が可能。細い足場を資材を積んで移動するなんてことは2輪車や3輪車ではできません。農地の細いあぜ道を農業資材を乗せて運んだり、ご自宅の庭で除草剤を使った後の雑草を集めて、一気に運ぶことだって可能です。また、障害物があっても、車体を左右に倒しながら避けて移動できるのも一輪車の良いところです。タイヤの接地点を支点にして、その場でUターンができるもの大きな利点。道路交通法上は軽車両に分類されています。

農業に便利な一輪車にはどんな種類がある?

農業・園芸での土や作物の運搬、また作業現場での砂や砂利などの運搬作業にも使われる一輪車の形状は、用途別でいくつかに分かれます。スタンダードな1輪仕様や安定走行できる2輪仕様があり、一般的に360mm✕75mmの車輪を装着します。車輪は大別して、空気入車輪と、ノーパンク車輪(ソリッド車輪)の2種類があります。

空気入車輪は、クッション性があるため段差の乗り越えに適していますが、パンクなどのリスクがあります。一方ノーパンク車輪は、硬質ゴムでできているため、弾力性には欠けますが耐久性がありメンテナンスがいりません。使用者や使用場所によって選ぶと良いでしょう。

一輪車には、それぞれの特徴を持っている種類がいくつかある

また、上皿は平らで浅いタイプの2切積(ニサイヅミ)と、丸くて深いタイプの3切積(サンサイヅミ)に分かれます。こちらは運搬物によって選びます。

一輪車のメンテナンス方法

一輪車の構造は単純であるため、通常ほとんど修理は必要ありません。ただ一箇所だけ、メンテナンスが必要なのがタイヤです。空気が抜けていたり、ゴムタイヤが劣化していると、作業効率が悪いだけではなく危険です。劣化やパンクに気づいたらすぐに対処し、いつでも作業に使えるようにしておきましょう。

一輪車用のタイヤには、空気を入れるゴムチューブ式タイヤと、中までゴムでできたノーパンクタイヤがあります。ゴムチューブタイヤは軽量で、一輪車の取り回しが軽いのが特徴である一方、空気を入れる手間やパンクの心配があります。ノーパンクタイヤはパンクする心配がないため、自宅のガーデニングなどより過酷な用途に向いています。しかし、タイヤそのものが重いため、取り回しも重くなります。

自転車と同様、チューブ式タイヤのパンクは、チューブを引き出して修理できます。しかし実際にはスペアタイヤが安価で手に入るため、交換したほうが簡単でしょう。

一輪車では運べないほど重いものの運搬作業に便利な機械とは

運搬車とは、農業の現場などで農作物などの重たいものを運ぶための車です。運搬車は傾斜のある土地や、凸凹の激しい地帯など不整地でも安定して走行できるので、一輪車に不便を感じている方にオススメのアイテムとなります。選ぶ際には以下のようなポイントを考慮しましょう。

農業の現場などで農作物などの重たいものを運ぶための運搬車

動力の違い

  • 電動タイプ:電気の力で運行をアシストするタイプ。バッテリー式なので、繰り返しチャージしながら使えるため経済的です。また、排気ガスを出さないエコな点も魅力ですね。ただし、あくまで「アシスト」機能であり、完全に自走するわけではありません。そのため、自動のものに比べて使用の際に力が必要です。
  • ガソリンタイプ:燃料の力で運行するため、人の力を必要としません。パワーも強く、積載量も大きめであるという特徴がある一方、自重が重いというデメリットがあります。また、ガソリンの用意も必要です。

タイヤの違い

  • タイヤ式:通常のタイヤと比べると、溝も深めにできているため、凸凹とした土地でも安定した走行ができます。
  • キャタピラ式:安定の特に悪い土地での使用では、キャタピラ式のものが重宝します。

お手持ちの一輪車を手軽に電動化するツールも

最近では、一輪車を電動化するツール「E-cat kit(イーキャットキット)」の利用も拡大しています。タイヤを交換するだけで電動化できる点が特徴です。運搬車を買うほどではないが、日々のガーデニングの力仕事が億劫だと考える方は、導入を検討されてもいいでしょう。

 

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