自宅でお花見も夢じゃない、桜の栽培方法

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2023年の桜の開花予想

ウェザーニュースによる2023年の「第三回桜開花予想」によれば、ソメイヨシノの開花トップは東京と福岡の両都市で3月20日に予想されています。その後、各地の開花も全国的に平年並みか、平年よりもやや早い予想となっています。

昨年と同様、本州では平年よりも開花が早い地域が多い見込みで、九州や北海道などは、昨年よりも遅い開花が予想されています。

東京と福岡で3月20日に開花がスタートし、翌21日には横浜、高知、宮崎などで開花が始まる予想です。3月下旬からは、西日本から東日本の各地で続々と開花し、4月上旬には東北地方でも開花の時期を迎えるとされています。北海道でも4月下旬には桜前線が上陸し、ゴールデンウィーク前に開花する場所が増える見通しです。

名所のソメイヨシノ開花予想日は以下の通りです。

  • 上野恩賜公園(東京都) 3月21日
  • 熊本城(熊本県)    3月21日
  • 高知公園(高知県)   3月21日
  • 嵐山(京都府)     3月28日
  • 弘前公園(青森県)   4月17日

自宅で桜を栽培する方法

桜の育て方は根気がいるものです。桜を自宅で栽培する方法には、種まきや挿し木、接ぎ木などいくつかの方法があります。以下に一般的な種まき法を紹介します。

【種まき法】

必要なもの:

  • 桜の種
  • ポットまたは鉢
  • 土壌改良剤
  • 砂利
  • 日光のあたる場所
桜は芽が出るまで時間がかかるので忍耐が必要

手順:

  1. 桜の種を入手し、冷蔵庫で冷やす(冬眠)ことで芽を出しやすくします。
  2. ポットまたは鉢に土壌改良剤と砂利を混ぜた栽培土を入れ、水をたっぷりと含ませます。
  3. 種を栽培土に散らし、その上から薄く土をかけます。
  4. ポットまたは鉢を日光のあたる場所に置き、適度に水を与えます。
  5. 萌芽したら、育苗が始まります。種から芽が出て、一葉が出たら根が伸びているため、鉢を大きめのものに植え替えます。
  6. 成長したら、必要に応じて剪定し、適切な栽培管理をします。

その他の方法としては、挿し木や接ぎ木などがあります。しかし、これらの方法は技術が必要であり、初心者には種から育てる方法がおすすめです。

桜栽培の注意点

桜を栽培する際には、以下のような注意点があります。

  • 適切な場所を選ぶ:桜は十分な陽光を必要とし、土壌も排水が良く、養分が豊富であることが望ましいです。風通しの良い場所に植えることで、病気の発生を防ぐことができます。
  • 適切な水やりをする:桜は乾燥に弱く、土壌が乾燥すると葉が萎れてしまうことがあります。特に若い木は水分管理に注意が必要です。水やりの頻度や量は、気温や降雨量などの条件に合わせて調整する必要があります。
  • 病害虫対策を行う:桜は病害虫に弱いため、病気や虫害に対する対策が必要です。定期的な検査や、必要に応じた防除を行いましょう。
  • 適切な剪定をする:桜は、適度な剪定を行うことで美しい姿を保つことができます。枝や花芽を剪定する場合には、適切な時期に行い、正しい方法で行うようにしましょう。
  • 肥料を与える:桜は、養分に対して敏感な樹種です。適切な時期に肥料を与えることで、健康的な成長を促すことができます。ただし、肥料の与えすぎには注意が必要です。
桜は乾燥に弱いので、適度な水やりと管理が必要

これらの注意点を踏まえながら、桜を栽培することで、美しい花を楽しむことができます。

盆栽でも楽しめる桜

桜は盆栽としても楽しむことができます。盆栽として育てる場合は、針金を使って枝を形づくることができますが、針金を巻く際に枝を傷つけないように丁寧に扱う必要があります。また、十分な日光を当てて、水やりも適切に行うことが大切です。

盆栽に向いた桜の種類はいくつかありますが、以下のような品種が代表的です。

  • ソメイヨシノ:日本で最も一般的な桜の品種で、盆栽としても人気があります。花色が濃く、花びらの形が美しいのが特徴です。
  • 寒緋桜(カンヒザクラ):花の形が小さく、枝ぶりが良いため、盆栽に向いています。花色は淡いピンク色で、開花時期は早いです。
  • 八重桜(ヤエザクラ):花がたくさん咲くため、見栄えがよく、盆栽としても人気があります。花色は白、ピンク、赤などさまざまです。
  • 彼岸桜(ハキガンザクラ):秋にも花を咲かせるため、一年中楽しめるのが特徴です。花色は淡いピンク色で、小ぶりな花がたくさん咲きます。
  • 山桜(ヤマザクラ):高山に自生するため、盆栽としても丈夫で育てやすい品種です。花色は白や淡いピンク色で、花びらが丸く、小ぶりな花がたくさん咲きます。

自宅で桜鑑賞の夢を叶えよう

桜の鉢植えは、花粉症の人でも安心して楽しめる上に、場所を取らず手軽に桜を楽しむことができます。市販の鉢植えや、オンラインショップで購入できる専用の鉢植えがあります。また、春になるとスーパーやホームセンターでも販売されるので、手軽に購入できますよ。

 

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