農業バイトにはどんな種類がある?
農業バイトの種類は、大きく分けると「単発(1日)・短期・中期・長期」の4つに分かれるでしょう。収穫時期だけの短期バイトから、食事付きの住み込みでフルタイムで働くものまで様々です。
<単発(1日)>
1日だけの農業バイトは、最近注目されています。農業求人のマッチングサイトがあり、行きたい地方や出勤したい日程を選んで探すことが可能です。予定が空いた日にバイトを入れたり、あるいは農業体験として入れることも出来ます。
<短期>
短期バイトは人手が必要な収穫時期に募集がかかり、期間は1~3ヶ月くらいです。食事や部屋を提供してくれる場合が多いです。
<中期>
中期バイトは半年~1年です。住み込み・食事付きが多いでしょう。1年を通じて農業を経験することが出来ます。就農を考えている方などには良い経験になるでしょう。
<長期>
自宅近くの地元で、長期的に農業バイトをすることも出来ます。週に2~3日など、普通のバイト感覚で働くことが出来るでしょう。この場合は部屋や食事は付いていないため、自宅から通える範囲で探すことになります。
農業バイトのメリットとデメリット
大自然のなかで、土に触れながら働くことの出来る農業バイト。他のバイトでは味わえない魅力があり、興味のある人も多いでしょう。しかし、どんな仕事もメリットとデメリットがあるものです。農業バイトのメリット・デメリットを見てみましょう。
<メリット>
・学歴、経験、年齢不問の求人多数
・1日~長期まで、勤務期間が幅広くある
・服装、髪型自由
・人間関係のストレスが少ない
・規則正しい生活で健康になれる
・大自然のなかで働いてリフレッシュ出来る
<デメリット>
・時給が各都道府県の最低賃金レベル
・ある程度の体力が必要
・早朝作業が多い
・天候の影響をダイレクトに受ける
・作業中にトイレに行きづらい
農業バイトの具体的な仕事内容
農業バイトに興味があるけど、仕事内容がよくわからないという方も多いでしょう。また、体力的にきつそうなイメージがあるかもしれません。農業バイトの募集先は、大規模農家から家族のみの小規模農家まであります。栽培するものや作業形態は、季節や地域によって様々で、力仕事だけではありません。色々な仕事内容があり、男女問わずあらゆる年代の人が活躍しています。では、農業バイトの基本的な仕事内容をご紹介しましょう。
<作付け・管理>
作付けとは、農作物を植えて栽培すること。取り扱う作物のシーズンに合わせて作付けをし、その後、管理します。管理というのは、草むしり、水やり、除草剤の散布、温度・湿度管理、害虫対策のネット張りなどです。
<収穫・選別>
収穫できるまで育ったら、農家の指示に従い収穫します。作物を傷つけないよう運搬し、傷がついたり、不格好なものを選別します。
<箱詰め・袋詰め>
サイズや重さなどの規格ごとに作物を分類し、箱詰め・袋詰めをします。
<運搬・出荷>
箱詰め・袋詰めが終わった作物を、取引先や市場に出荷します。
<その他>
加工場を所有しているような農家であれば、収穫した作物を加工する作業もあるかもしれません。また、トラクターなどの修理、メンテナンス、オイル交換など、農作業以外の作業が発生することもあります。
農業バイトを経験後、本格的に就農したい場合に気を付けること
農業といえば「後継者がいない」「働き手不足」という問題をよく耳にします。しかし最近は、若者を中心に農業を始める人が増えているそうです。特に、仕事時間を自由に決められ、やればやるほど成果のある新規就農という形が多いでしょう。
農業バイトを経験したら、本格的に就農してみたいという気持ちになるかもしれません。あるいは新規就農したくて、農業バイトで経験を積む方もいるでしょう。本格的に就農したい場合に気を付けるべきことをいくつかお伝えします。
まず新規就農するなら、資金が必要です。新規就農後、しばらくは現金収入がないであろうことを考えると、少なくとも1000万円は用意しておいた方がいいでしょう。次に大切なのが技術です。地域によって気候は変わるため、就農したい地域で農業のノウハウを学ばせてもらいましょう。また、土地や設備の用意も必要です。農地を取得するためには、複数の条件を満たす必要があります。まずは、新規就農したい地域の農業委員会に相談してみましょう。
自然が好きな人に向いている、健康的な農業バイト
農業バイトは早起きして体を動かす仕事なので、とても健康的です。真夏の草むしりなど、体力的にきつい場合もあると思います。しかし、自然やガーデニングが好きな人には向いているバイトでしょう。農業バイトを経験しに、旅行がてら様々な地方に行ってみるのも楽しそうです。