グリホサートの除草の仕組みについて

目次

生命力がある多年草の雑草

雑草は地下茎に栄養を溜めこんで、地中に伸ばしているので、地上部が弱ってもすぐに再生し、刈り取ってもすぐに芽を出してしまいます。

越冬する雑草を多年草は冬になっても枯れない強靭な生命力を持っており、貯めこんだ栄養分で越冬するほど強い雑草なのです。

これら厄介な雑草の代表的な例として、スギナ・ドクダミなどがありますが、放置しておくと大群生する非常に厄介な存在です。

グリホサート除草剤は一年生から多年生雑草まで幅広い雑草に優れた効果を発揮します。多年生雑草の根まで枯れさせることが可能です。

グリホサート 作用機構
グリホサート 作用機構

グリホサートはどのように雑草を枯らすのか

グリホサート系除草剤は生物が吸収した栄養分を体内で使える形に変えて自分の体の成分や活動するためのエネルギーを作る道筋である植物の「代謝経路」を阻害してその植物を根まで枯らします。

グリホサート 作用機構というのは植物の葉や茎にかかることで、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファンというアミノ酸を生合成するのに必須な5-エノールピルビルシキメート-3-リン酸(EPSP)合成酵素を抑制します。

この酵素は、動物やヒトには存在しないので、理論上、動物やヒトに安全と言われているのです。

 

 

グリホサートの使われる理由

グリホサート 除草剤は「非選択性」に分類され、どんな植物でも枯らしてしまう効果があります。

便利である一方、作物が植わっている畑にまくと作物も枯らしてしまうリスクがあります。そのため農作物が生えている状態で使用するケースはありません。

グリホサート 分解はどうなっているかというと、土に落ちるとごく短時間で土の粒子に吸着して、その後は微生物によって自然物に分解されてやがて消滅します。なので、土の中を移動することはなく、土から根に吸収されることもありません。

つまりグリホサート 成分は効果の持続性や残効性がほとんどないため、使用後すぐに作物の作付けができるメリットがあります。ほとんどの雑草を枯らすことができるので、雑草に合わせた農薬を散布する必要もありません。

このようなグリホサート 作用機構と残効性がほとんどないという点で、グリホサート 農薬は農業で長く利用されています。

グリホサート 作用機構
グリホサート 作用機構
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