グリホサートのブロックは災いの元となる

目次

メキシコ政府によるグリホサート出荷禁止 

先週、メキシコ政府が安全な作物保護剤の出荷を禁止する決定を下したことは、私のような農家にとって驚きでした。 

メキシコ中央部にある私の農場では、物心ついたときからグリホサート イソプロピルアミン塩を使用してきましたが、
今回の出荷禁止についてはインターネットのニュースで知ることになりました。
 

 この無謀な動きについて、誰も警告してくれませんでした。食糧生産の方法を脅かす政策に備えるよう、誰も私たちに勧めなかったのです。
私が政府の間違った決定だと思うことについて、誰も説明しようとさえしなかったのです。

 それが突然やってきたのです。我が国の環境天然資源長官(SEMARNAT)は、11月25日のプレスリリースで、人気の高い除草剤であるグリホサート 農薬が予防原則であるリスク回避に反するとして、メキシコが1,000トンのグリホサートの貨物を追い返したと発表しました。 

 

グリホサート 成分
グリホサート 成分

グリホサートを使用する理由はリスク防止 

皮肉なことに、私のような農家がグリホサート 農薬を使用する理由の大部分は、リスク防止にあります。
私たちが作物を植えるとき、天候、病気、雑草、害虫などのリスクに直面します。それぞれのリスクは、私たちが育てようとするものを破壊する力を持っています。
 

 その中でも最も大きなリスクが雑草です。土壌から水分や栄養分を奪い、作物の命を奪う恐れがあるのです。 

 このようなリスクを負うことは許されないのです。 

正しい使用方法であればリスクはない 

グリホサートは優れたソリューションを提供します。
これほど効果的に雑草を防げる作物保護剤は他にありません。さらに、世界中の科学者や規制当局が
グリホサート 成分を研究し、その使用を支持しています。 

 米国では、食品医薬品局がグリホサートの人体への毒性は低いと発表しています。環境保護庁もグリホサートの使用を認めており、
「グリホサートを現行のラベルに従って使用した場合、公衆衛生にリスクはなく、
グリホサート 発がん性物質ではないことが引き続き判明した」と報告しています。
カナダやヨーロッパなどの規制委員会も同様の結論を出しています。
 

私たちの農場では、グリホサート 農薬の取り扱いには細心の注意を払っています。
しかし、取り扱いに注意が必要だからといって、グリホサートが危険な製品だというわけではありません。
 

農作物保護ツールであるグリホサート 作用機構を雑草防除という本来の目的のために使用し、メーカーの指示に従う農家は、安全で効果的な製品を享受することができます。 

予防原則による影響 

メキシコ政府は「予防原則」という言葉を使って、「絶対に健康に害を及ぼさないという確信がなければ、製品を利用してはいけない」と言っています。一見、合理的に聞こえるかもしれませんが、実際には技術革新を阻害する過激な提案であり、私たちの生活を向上させる技術の開発や導入を不可能にするものです。 

携帯電話が脳腫瘍の原因になると考える人がいるために、携帯電話が使えなくなる。
子供の頃に受ける予防接種も、自閉症の原因になると主張する人がいるため、なくなってしまいます。
そうなると、私たちは
19世紀の生活を余儀なくされます。技術の進歩も、それにアクセスできなかったり、政府や政治家が禁止したりすれば、意味がありません。 

同じように、予防原則は農業にも致命的な影響を与えます。 

グリホサート メカニズム
グリホサート メカニズム

 グリホサートが無いことによる影響 

もしグリホサート 除草剤にアクセスできなければ、同じ効果を得るために他のいくつかの除草剤で代用しなければなりません。そうなるとコストが高くなり、より多くの化学物質を扱わなければならない農家には高いリスクを提供することになります。
また、生産コストが上がれば、消費者が手にする最終製品のコストも上がる可能性があります。
 

 手作業で雑草を除去するしかないのですが、基本的な食糧生産を妨げるほどの人件費がかかるため、実行できません。火を使う農家もあるでしょう。
メキシコでは、これが伝統的な雑草駆除の方法です。しかし、それでは環境汚染が進み、山火事の危険性も高まります。
 

近代的な作物保護製品がなければ、価格は高騰し、皆のための十分な食料を生産することはできません。さらに、私の地域では、気温の上昇、水不足、耐性のある雑草の増加、害虫駆除の複雑化などにより、毎年、作物を生産することが難しくなっています。自動車の使用を禁止すると交通機関が壊滅的な打撃を受けるように、農業も壊滅的な打撃を受け、何十年も後退することになるでしょう。 

 極端に聞こえるかもしれませんが、メキシコの環境・天然資源省のビクター・M・トレド長官の言葉も同様です。
彼はグリホサートの出荷を阻止するために、カタログに掲載されている111種類の農薬を直ちに禁止することも要求したました。
 

 これでは、リスク回避とは言えません。災いの元になるような気がしてならないのです。 

 

転載元: 

https://globalfarmernetwork.org/2019/12/blocking-glyphosate-is-a-recipe-for-disaster/ 

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